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zoom RSS 「水神」の大石堰を訪ねて

<<   作成日時 : 2010/11/16 21:58   >>

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小説「水神」の舞台大石堰を訪ねました

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丁度1年前 blog仲間の有縁千里さんのご紹介で小説「水神」読みました。著者の帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい)さんは、精神科医でもあり久留米地方出身です。
画像これは福岡県うきは地方のお話。水の利用が大変不便で、水田も少なく農民の生活は苦しくてひどいものでした。五庄屋(本松平右衛門、山下助左衛門、栗林次兵衛、重富平左衛門、猪山作之丞)は筑後川の水を大石村から自分達の高田村へ引き入れようと久留米藩へ嘆願書を出します。(1663年)
10キロばかり上流の大石に入江堰をつくり、水門を設けて溝を掘りらくさを利用して水を引くという水路図、設計図、見積図などを藩の群奉行へ提出、「命懸けで成功させよう」と血判を押して誓い合ってます。小説には当時の農民の生活苦とともに、13kmの距離を各村で分担、夜に提灯を使っての測量など工夫した工事の様子や、他の庄屋たちの反対なども描かれてます。1日500人、延べ4万人働いてわずか60日間で1664年3月11日に、五庄屋達によって大石、長野水道が完成しております。
                    (MAPを航空写真で見ると規模の大きさがわかります)
現在この地方は筑後を代表する豊かな農作物の産地です。読んでいく内にこのような苦労があっての事だったのかと訪ねてみたく思いながらはや1年経ってましたが、気に留めておけばチャンスはあるものです!
「11月6日新田次郎賞受賞 帚木 蓬生「水神」の舞台、大石堰を訪ねて」というJR九州ウォーキングの企画を知りました。11キロも歩く自信はないのでせめて資料だけでも頂けませんかと電話で問い合わせ、車でも行けることを知り友人Sさんを誘って出かけました。(Sさんは、早速図書館で本を借り上巻を読んだところで車を出して付き合ってくれました。)

画像←写真は角間天秤 水の分岐点 流れが5つに分かれて今でも田畑を潤しています。
現在の大石堰(TOPの写真)は昭和28年の大水害で水路や水門はほとんど壊れ、近代の技術を駆使した復旧事が行われました。
堰からの流水は5月中旬〜10月中旬であるが、今日はウォーキングの為に特別に流水されているのだそうです。五庄屋が中心になって筑後川に堰を作り大石、長野に水道を構築したことは小学校の教科書にも掲載されていて、潅漑開拓の事例として小学生の見学者が数多く訪れるそうです。
五庄屋の心血を注いだ姿を読み、その広大な堰や水路を見学した今、現状と比べて考えさせられます。

画像


出発地点は、我が家から車で50分の久大線大石駅、ゴールは二つ久留米寄りの吉井駅です。うきは市吉井町は江戸時代には豊後街道の宿場町として栄えへ、白壁土蔵の町並みが現在もよく残っております。ここで昼食を取り往時をしのびながら少々散策しました。
元気にウォーキングされる大勢の皆さんが羨ましい限りですが、望みが実行出来て友人Sさんにも感謝です。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
 おはようございます
>大石堰を訪ねて」というJR九州ウォーキングの企画を・・・
 :小説を読んで舞台となった場所を訪ねると、また感慨が深くなりますね〜 私が”うきは道の駅”に寄った際に、何気なく眺めた筑後川の方向が正に水神社のある場所ですね!
>角間天秤 水の分岐点 流れが5つに分かれて・・・
 :川幅が広く水量もかなり多いですね〜 延べ4万人で、60日間で作ったことに驚かされます!
>白壁土蔵の町並みが・・・
 :うきはから久留米に車で走っていた際、街中に入ったら突然、白壁の古い建物郡が出てきてビックリした覚えがあります。昔の繁栄振りがしのばれました。何とか保存して後世にこの景観を残してもらいたいものです。

2010/11/18 07:18
時さん おはようございます。
早速のコメント有難うございます。
時さんがよく参加られるJRウォーキングに初めて(参加とは言えませんが)行き様子が解りました。大石駅で受付をしたり、要所で係りの方が道案内、そして歴史博物館館長等の説明が聞けたりと大層有意義です。大勢の皆さんと一緒に歩けたらもっと楽しいでしょうね。
そうそう、久留米にお出で頂いた折りに”うきは道の駅”に一泊なさいましたね。角間天秤は原鶴温泉の近くでした。駐車の都合で1kmは歩きましたよ。
久しぶりに行った吉井の白壁土蔵の町並みは整備されて綺麗になってました。町の活性化に力を入れているようです。
つくし
2010/11/18 10:22
こんばんは。
>・・・「水神」の舞台、大石堰を訪ねて」というJR九州ウォーキングの企画を知りました。
:一年間あたためていた甲斐がありましたね〜!、、情報を共有できた友人と一緒に訪ねられたといのも願ったり叶ったりですね!。
きっかけが仲間のブログ記事からというのも感動します。
>五庄屋の心血を注いだ姿を読み、その広大な堰や水路を見学した今、現状と比べて考えさせられます。
:なるほど、、そうでしたか〜。
ロボット
2010/11/18 22:52
ロボットさん こんばんは、コメント有難うございます。
奇数の月に発行される福岡県便り、常はあまり隅々まで目を通さないのに9月号は裏表紙まで丁寧に見て企画を知りました。そう言うものでしょうね。
大石堰の完成から8年後、大庄屋が私費を投じて袋野の堰を上流に作ってます。
近くの温泉へ何度か来てますが、張りめぐった水路の歴史とその規模の大きさを今回改めて知りました。
つくし
2010/11/19 22:56
随分感謝されているのが恐縮です。つくしさんには日々教わることがいっぱいで
ありがたい毎日ですよ。地元だと小学高学年の社会科見学の内容かもしれませんね。

下巻も読み終え、元助さんのお嫁さんも決まってHappyEnd がうれしかったですね。

お天気も良くておかげさまで秋の楽しい1日でしたよ。感謝!
sです。
2010/11/20 17:47
Sさん ようこそ、コメント有難うございました。
お天気にも恵まれお蔭様で楽しい一日でした。
主人公の元助さん架空の人物だそうですが、悪い足で頑張る様子や筑後弁はなんとも親しみを感じましたね。
明日もまたご一緒 秋は忙しい、どうぞよろしく。
つくし
2010/11/20 22:27
こんにちは〜
小説「水神」を読んで〜
身近な街の歴史などを読むと訪ねて見たくなりますね。
JRウォーキング企画はいいチャンスでしたね、一年間の思いが
かなってよかったですよね、ウォーキングの為に特別に流水も〜
行き届いたサービスでしたね、頑丈に作られた広大な水路を見る
と五庄屋の心血を注いだご苦労が感じられます。
白壁土蔵の町並み〜昔栄えた街なんですね、この様な風景は今は
見る事が少なくなり、珍しいですね。
ひまわり
2010/11/22 12:52
ひまわりさん こんにちは、コメント有難うございます。
待てば海路の、、、と申しますが、チャンスはあるものですね。
各名所には当地の歴史家の先生方の解説があり大層有意義でした。水路もこの時期は流れないという事も知りませんでしたから、説明を聞いて浪々と流れる様を改めて見入りました。
毎年春、白壁土蔵の町福岡県きは市吉井町では、旧家が所蔵する江戸時代からの数多くのおひなさまを各家々や商店、旧家に展示され賑います。
つくし
2010/11/22 13:20
つくしお姐さん
こんばんは
嬉しい記事を有難うございます。
現在の様子を写真で知ることができるとは思ってもおりませんでしたので
イメージがハッキリして良かったです。
公共事業とはかくあるべき、と仕分け作業に活かして欲しいものですね。
私も近々大型記事をアップしますので、読んで下さいね。
有縁千里
2010/11/22 21:23
有縁千里さん こんにちは、コメント有難うございます。
S21年から50年間、久留米を離れておりましたので、筑後の事は未だに知らない事が沢山あります。お蔭様で「水神」を読み、訪ねてみて大石堰のスケールの大きさにも驚き、良い勉強になりました。
>私も近々大型記事をアップしますので、読んで下さいね。…
どんな記事かしら 楽しみです。
つくし
2010/11/23 11:50

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